「緑」の衝撃 〜戦い続けた少女たち

今回は前回紹介した欅坂46というグループの魅力について書いていく。

 「欅坂46はアイドルでありながら、アイドルではない。」一見、矛盾しているようだが、これが僕の初めて彼女たちを見たときの印象だった。僕が欅坂46を知ったきっかけはユーチューブのミュージックビデオだった。何気なく見ていたユーチューブで偶然、彼女たちの4枚目シングル「不協和音」が流れてきた。最初見たときはアイドルのミュージックビデオとは思えなかった。なぜかというと、とても激しいダンスや鋭い目つきをしていたからだ。僕がそれまでアイドルに持っていた印象は、笑顔を絶やさず、可愛いダンスをしているという印象だった。想像していたアイドル像とは真逆の印象だった。衝撃的だった。

人を射抜くような鋭い眼光に僕は魅了された。そして、もう1つ衝撃を受けたのは、

「歌詞」だ。「僕を抹殺してからいけよ」、「嫌われたって僕には僕の正義があるんだ。」、「ここで妥協したら死んだも同然、支配したいなら僕を倒してからいけよ」

他人に合わせず、自分を貫けと言われているようだった。これほどに強い歌詞を激しいダンスと表情で表現した世界に私は段々と惹かれていった。